「レジリエンス」という言葉があります。精神的な「強靭さ」というような意味で、仕事をしていくうえで必要なスキルともいわれます。しかし、誰も最初から強い人なんていません。自分なりの経験を積んでいくことで、少しずつ強さは身につくものです。
最初は弱い
東京にいたとき、前職の後輩から相談を受けることがありました。
その後輩は、仕事がうまくいかないときやちょっとした失敗でクヨクヨしてしまうとのことで、「小林さんはいつでも冷静ですけど、どうしてそんなに冷静でいられるんですか?」といったような相談でした。
後輩なのでお世辞もあるでしょうが、私は端から見ると「冷静」に見られていたのかと驚きがありました。
別に冷静に振る舞っているわけではなく、単純にリアクションが薄いだけなのですが、多少なりとも若手のときよりは動じないことも増えたようには思います。
特に若手の頃は、何か失敗しそうなことが起こると内心ドキドキしていました。
税理士事務所で働いていたときは、申告書の提出が終わると事務所にかかってくる電話に毎回ドキドキしていました。
税務署から間違いを指摘されて電話がかかってくるんじゃないかと。
最初はみんなそんなもんだと思います。
知識も経験もないからこそ、最初はみんな弱いものです。
少しずつ強くなっていく
今でも別に強くなったという自覚はありませんが、若手の頃よりは身の振り方は多少わきまえられるようになったかなと思っています。
環境も、自分に合う環境がわかってきました。
自分にはどういう適正があり、どういう人が苦手で、過去の経験からどんなスキルを身に付けられているかが客観視できるようにはなっています。
そして、それに見合った環境を見つけられてもいます。
自分に合う環境に身を置いているからこそ、極端にビクビクしたり動揺したりすることが減りました。
そういうところが、周りからは冷静でいられているようにも見えているかもしれません。
強くなっているというよりは、自分に合ったポジションに身を置くことができているのだと思います。
環境づくりも大事
誰か忘れましたが、とあるアスリートが、「プロになって結果を出すためには、環境にこだわることが大事」と言っていた記憶があります。
どれだけ一生懸命練習して努力を積み重ねても、周りの環境が自分の能力を上げられないところだと、その努力が最大限の成果に結びつくことが難しくなります。
どういった環境に身を置くかによって、自分の適性や強さも発揮でき、少しずつ弱さも克服されていくものです。
スキルや経験を積み重ねて装備を強くしていくことも大事ですが、自分の強みを発揮できる環境に移動していくことも大事です。
それには精神的な強さやレジリエンスもある程度は必要かもしれませんが、特別タフな人でないとできないことではありません。
弱さを抱えながらも、生きていくための戦略を自分なりに練っていくことも大事です。
▪️編集後記
昨日は午後に打ち合わせが2件。
それ以外は税理士業で資料作成など。
▪️娘日記(1歳)
低めの机であればよじ登れるようになり、こたつの上にドカンと座るようになりました。
でもたまに下に落ちそうになり、落ちかけるとビックリしてギャン泣きします。
