仕事のスピードを上げるためには、AIの活用とか時間管理とかいろんなテクニックがあります。それらも大事ですが、周りの都合に左右されないようにすることも大事です。
受け身だと、遅くなる
締め切りだったり、値段だったり、役割分担だったり、こういったものが自分で決められず、受け身の状態になってしまうと、効率化しようにもできません。
こちらの都合ばかり押しつけるわけにもいきませんが、相手の都合に合わせて締め切りが決まってしまうと、自分は他の仕事を後回しにせざるをえないことも出てくるでしょう。
全体の状況を想像しながら、期限や期待値をコントロールすることで、効率的に仕事を進めることができます。
本当に「外部要因」なのか?
例えば、「お客様の会社で、社長と会長で言ってることが違うから、話がまとまらない」ということがあったとします。
これは、仕事のスピードが落ちる要因の一つです。しかも、先方の社長と会長の問題なので、「外部要因」でもあり、自分ではどうしようもできないことともいえます。
私も昔、同じようなことがありました。
とある仕事で会社のトップにヒアリングをして、その内容を事業計画書に落とし込むという仕事でした。
まず社長にヒアリングをして、それに基づいて計画書を作ると、会長から「そうじゃない」と言われ、また最初からやり直し、ということがありました。
社長と会長がコミュニケーションが取れてないという外部要因に振り回されて、結局手戻りになり、夜遅くまで残業して対応することになりました。
当時は、「それは先方の都合なんだから、そっちで何とかしてよ」なんて生意気にも思ったりしていました。
でも、これは私の段取りが悪かった結果でもあると反省しています。
最初から会長にヒアリングできるように働きかけるとか、社長と会長に同席してもらうとか、やりようはいろいろあったはずです。
でも、「ヒアリングは社長が対応する」という先方の対応に、私が受け身で引き受けたがゆえに手戻りが出てしまいました。
「外部要因だから仕方ない」という言い訳もありますが、本当に「外部要因」で片付けていいのかは、よく分析するべきことです。
主導権を持つほうが信頼につながる
主導権を持つ、というと、オラオラと引っ張って、お客様の意向を無視する、というイメージもあるかもしれません。
でも、自分の専門領域だったら、こちらから先導したほうがいいです。
税金の確定申告だったら、こちらからスケジュールを提案し、どんな資料をいつまでに準備する必要があるのかを主導したほうが、お客様にとっても安心するでしょう。
私が逆の立場で、何かのコンサル等を受ける立場だったら、そのコンサルにどんどん引っ張ってほしいと思います。
もちろんお互いのペースもあるので、お客様の意向を無視してはいけませんが、変に忖度しすぎず、こちらからリードしていくほうが、スピードも上がりますし、結果的にお客様にとってもメリットが大きいです。
▪️編集後記
昨日は午前中に信用金庫で打ち合わせ。
その後、自宅でスポットの会計士業務で資料作成など。
▪️娘日記(1歳)
帽子が好きではないようで、かぶらせようとするとすぐに手で払いのけます。
何回かぶせても何回も取るので、頭に何かがあるのが不快なんですかね。