何か新しいことを勉強する場合、本やネットの記事などの「文章を読む」方法と、YouTubeなどの「動画を見る」方法があります。どちらが良い悪いではなく、それぞれメリットとデメリットがあります。
「読むインプット」と「見るインプット」の違い
本やブログ記事などテキストの情報の方が、スピードは速いです。
動画を素早くインプットしようと思っても、動画のスピードを2倍以上速くしてしまうと聞き取れなくなります。
私の場合、YouTubeの動画などを早送りで見る場合、1.5倍速が限界です。それ以上速いと聞き取れません。
しかし、本であれば目次を見て気になったところを見たり、既に知っているところを読み飛ばしたりすれば、2倍以上のスピードでインプットすることもできます。
速さという意味ではテキストの方が効率が良いでしょう。
ただ、わかりやすさという点では、動画の方がわかりやすいこともあります。
本は自分で読み進めないと先には進みません。わからない専門用語とかが出てきたら、そこから先の内容もわからなくなってきます。
一方で、動画はわからない内容があっても、動画を停止しなければ勝手に進んでいくので、わからなくても最後まで見ることができます。
分厚い本を一冊読み切るのは難しいですが、1時間の動画を最後まで見るのは、何かをしながらとかでもできます。
自分で進む必要があるのがテキスト
立ち止まっても勝手に進めてくれるのが動画
という感じかなと。
なので、文章・動画それぞれの使い方があると思います。
テキストで見たほうがいいもの
自分の専門分野に関するインプットは、テキストが速いです。
私の場合だと、税金・会計は専門分野なので、専門書を読んでもある程度の速さでインプットができます。
自分が知っている分野であれば、必要ないと思う部分は読み飛ばすこともできます。
動画であっても、NotebookLMに動画のURLを貼れば、長時間の動画を要約してテキストにしてもらうことができます。
1時間あるYouTubeの動画だったら、倍速にしても30分かかりますが、テキストに変換すれば5分ぐらいで確認できます。
受験勉強をしていたときも、講義の動画を見ることはあまりなくて、テキストと問題集をひたすら読んで復習していました。
勉強の「速さ」という点だけでいえば、講義を聴かずに自習するほうが圧倒的に速いです。
もちろん初めて勉強する内容だったら、講師の解説を聞きながらのほうがいいこともありますが、復習などの場合は、自分で読んだほうがスピードは速いです。

動画で見た方がいいもの
一方、動画で見た方が良いものは、自分が専門外のことです。
私は歴史が好きで、歴史小説や大河ドラマをよく見ます。
でも歴史がそんなに詳しいわけではないので、YouTubeの動画を見て、歴史小説やドラマの内容の補足を確認したりしています。
1本の動画を見ただけでは全てを理解できないかもしれませんが、似たような動画をいくつか見ていくと、だんだんと全体像がつかめてきます。
動画で全体像をつかんだうえで、改めて本を読んでいくことで知識を深めることができます。
最近は、一流の大学教授や最先端の研究をしている人の、すごい高品質な講義などがYouTubeで無料で観ることができます。
(違法アップロードとかではなく、公式の動画として)
情報の受け手としては、本当に良い時代になりました。昔だったら大学に高い授業料を払わないと聴けない講義が、YouTubeで無料で誰でも観れるのですから。
(逆に発信する立場としては、知識を持っているだけだとお金にならないということでもありますが)
動画は、まずは入門として見ることを目的にすると、より効率的なインプットができるのではないかと思います。
経理の分野に関する内容だったら、以下のYouTubeもオススメです。
▪️編集後記
昨日は税理士業で打ち合わせ。
午前中は娘とモスバーガーでお茶。
▪️娘日記(0歳)
離乳食をあまり食べません。少食でも元気ではあるのでいいのですが、パクパクとはいかないですね。