男性向けの料理教室に参加してきました。手順を覚えるのが難しかったですが、調味料は塩以外ほとんど使わず、素材の味を活かすことが印象に残りました。
料理教室でフレンチ
男性向けの料理教室へ行ってきました。
フレンチをつくる教室で、講義は全2回。今回は前菜とスープをつくりました。
受講者は毎日料理をしている男性もいれば、全くやっていない人もいて様々です。
食材に使う玉ねぎ、じゃがいも、にんにくの剥いた皮や芯もスープのダシとして利用するといったことも印象的でしたが、調味料は塩と胡椒以外何も使っていないことが印象に残りました。
野菜や肉の本来の味を活かすということです。
ただ、これはプロの講師がやると美味しいスープになるのですが、同じように私たちがやっても、やっぱり味が薄いというか、食材の旨味がうまく出しきれませんでした。
煮込むときの火加減とか火から下ろすタイミングとか、いろんな小さなことが重なって最終的な完成品では大きな味の差になってしまいます。
私が普段つくる料理は、フライパン一つだけで完結させるようなシンプルなもので、味付けも塩、砂糖、醤油、みりん、酒を使うことが多いです。
そういう料理をしてきた身からすれば、今回の料理教室の作り方は全く違う考え方でした。
調味料に頼りすぎない
化学調味料がダメというわけではないですが、簡単に調理できる「味塩コショウ」とか「コンソメの素」みたいなものは食塩が少なからず含まれています。
塩胡椒とは別にこういった調味料を使うと塩味が強くなりすぎて、食材の持つ甘みとか旨味を感じづらくなります。
結果、食材の味というより、調味料を味わっているだけになりかねません。
まあ普段の食事では細かく気にする必要はないでしょうし、気を使いすぎて高いものを使っていたら食費がかさんでしまいます。
ただ、「感性を鈍らせないようにする」という姿勢は大事ですね。
食材の甘みとか旨味とか、繊細な部分も感じ取れる方が、食事も楽しくなります。
そのためには、調味料を使いすぎず、シンプルな塩と胡椒だけで十分なのかもしれません。
感性を失ったら、仕事にならない
普段の食事では、素人には多少の味の違いなんてわからないし、わからなくて困ることはそんなにありません。
でも、プロの料理人だったら、味に対する感度が落ちたら仕事にならないでしょう。
私は税理士なので、数字に対する感度がないと、思わぬ事故につながるリスクがあります。
- 決算書の推移表を見て、異常な増減がないか
- 効率化をして経費が減るはずなのに、前年同月比で経費があんまり減っていない
- 従業員を雇って社会保険料の支払いが増えるはずなのに、BSの負債が増えていない
難しいことではないですが、森を見る目線で数字を見ないと、思わぬミスを見落とす可能性があります。
安易に会計ソフトやシステムに入っている分析ツールに数字をはめ込んで分析した気になっているだけだと、数字に対する感度が落ちてしまいます。
塩分だらけのジャンクフードばっかり食べるようなイメージです。
安易に市販のソフトやツールに頼らず、自分の感性を鍛えることが、仕事においても重要です。
▪️編集後記
昨日はオフ。夜に料理教室へ。前菜とスープが夕食でした。足りないかと思いましたが、けっこうボリュームがありました。
▪️娘日記(0歳)
寝る時間が19時ぐらいになってから、朝は5時ぐらいに起きています。
早寝早起きは素晴らしい。