「暗記」は強力な効率化テクニックである

「暗記」というと学生時代の英単語とか歴史の年号をイメージしますが、仕事でも暗記してしまったほうが速いことはあります。

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覚えてしまうのが一番速い

例えばExcelのショートカットは、効率化の典型例でしょう。
自分がよく使うExcelの操作は、ショートカットを覚えてしまったほうが仕事は早く進みます。

ショートカットが覚えられないからといって、いつまでもマウスを使っているようでは、作業は効率化できませんし、どんなショートカットがあるかをいちいち調べていたら、それも時間がかかります。

最初はとっつきにくいかもしれませんが、「Ctrl + C」→「Ctrl + V」でコピペをするということを覚えてしまえば、効率性は高くできます。

Excel以外にも、ネット通販などを利用するときによく聞かれる、クレジットカードの番号・有効期限・3桁のセキュリティコードも覚えるようにしています。

メールアドレスは、スニペットツールを使えば瞬時に入力できますが、クレカの番号はフォームによって数字の入れ方が違うことが多いでしょう(あいだにハイフンをいれたり入れなかったり)。

なので、いちいちクレカを出してきて番号を入れるようなことはせず、できるだけ暗記しておいてクレカ番号を入れる方が早くなります。

覚えるべきこと・覚えなくていいこと

かといって、あらゆる情報を暗記するわけにはいきません。

暗記しておいた方が良いことというのは、「瞬間的なスピードが必要なもの」です。

Excelのショートカットを暗記するのは、それができれば作業が格段に早くなりますし、税理士業以外にも応用が効きます。
クレカの番号も、いちいちクレカを財布から出してこなくても瞬時に入力できます。

一方で、瞬発力が必要でないものは、暗記しておく必要はないかなと。

例えば、ブログのネタなんかは、暗記しておくことに大して意味はありません。
忘れてもいいように、ネタをNotionやExcelや紙のノートに保管しておき、自分の脳内からは消しています。

ブログは瞬時に書けるものではないので、暗記しなくてもどこかに保管されていれば問題ありません。

一瞬のスピードが求められることは暗記しておき、瞬発力は必要としないことはメモに保管して暗記はしない、という考え方です。

年齢は関係ない(と思う)

「暗記」が苦手という人は多いでしょう。
また、年を取ると物覚えが悪くなるということもあるでしょう。

確かに学生時代の方が、脳が新鮮で記憶力は高かったでしょう。

私が学生時代、公認会計士試験を受けたときは、専門学校でやる模試の模範解答を全て暗記していました。
模試は全部で約30回×試験科目の数(6科目)あったので、少なくとも数百の予想問題と模範解答を暗記していたと思います。
通学の電車の中で、ブツブツ言いながら暗記していたのを覚えています。

仮に模試と同じ問題が本試験で出たら、その暗記した内容をそのまま書けばいいですし、全く同じ問題でなくても、似たような問題であればその模範解答を少しアレンジした解答を書けば、ある程度の点数はもらえるだろうという見込みでした。

それぐらいの大容量の記憶だったら、年齢が若くないとできないかもしれません。

でも、Excelのショートカットとかクレカの番号ぐらいであればボリュームのあるものでもありません。

記憶に頼らなくても、ネットには情報が盛り沢山ですし、AIを使えばそれをうまく編集してもらうこともできます。

「記憶」というものの優位性は以前よりも下がっているかもしれません。

しかし、AIにいちいち聞くより、自分の脳から直接出力したほうが断然早いです。
「暗記」というテクニックも、仕事の効率化においては侮れないものです。



▪️編集後記
昨日はセミナー資料作成のあと、夜は信用金庫の経営者クラブが主催する交流会&名刺交換会へ。

▪️娘日記
夜は寝るまでのギャン泣きが激しく、布団に寝かせてもすぐにうつ伏せになろうとします。寝ているのに、体が寝返ってしまうので、寝ながら腹ばいをしています。

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