いろんな業種で、いろんな営業があります。自分はどういうスタイルの営業をしていくのか、参考になります。
マンションの営業、ネット回線の営業
先日、夜中に急にインターホンが鳴り、出てみると「地域周辺のネット回線が改善されたので、そのご報告にうかがいました」とのこと。
ネット回線の営業なのでしょう。お引き取りいただきました。
この出来事で思い出したのが、大昔に不動産投資の営業を受けたときのこと。
職場の会食で知り合った人(女性でした)から、「今度二人で会おう」となり、気分良く会ってみたら、マンションの営業をされました。
- このまま給料だけもらっていても、将来は「下流老人」になる(当時流行った言葉です)
- 節税になるし、ローン完済後は資産になる
- 定期預金の金利なんて微々たるものだけど、不動産の利回り10%近くあり、定期預金の何十倍もある
そんなことを言われた記憶があります。
結局買うことはありませんでしたが、「不動産の営業は大変だな」と感じたものです。プライベート(だと自分では思っていた)食事会で知り合った人にも、そうやって営業をかけ続けないといけないぐらい、厳しい業界なのかもしれません。違うかもしれないですけど。
不動産の営業は参考になるか
当時は良い気分はしませんでしたが、自分もひとりになり、営業をしないといけない状態になって、このような営業は参考になるか。
- 自宅に突撃して営業とは思わせずにドアを開けさせようとする営業
- デートと思わせて、マンションの購入に持ちかける営業
- 電話をかけて、スマホの料金が安くなることを持ちかける営業
認知を高める、間口を広げるという点では有効でしょう。営業を成功させるためには、自分のことをお客様に知ってもらう必要がありますし、購入までの敷居をできるだけ低くするために、プライベートを装って営業するのかもしれません。
数を打たないといけない。そういう意味では、大半の人にとっては良い気分にはならない営業にも参考になる部分は多いです。
ただ、自分もやるかどうかは何ともいえませんが。
騙された気分になる営業
認知・間口を広げるための手段という点では、夜中に飛び込み営業をすることも、デートと思わせて営業をかけることも有効な方法でしょう。
しかし、ひとりで営業するとなった場合は、仮にその営業で契約をたくさん取れたとしても、仕事が回らなくなる可能性もあります。
契約したお客様も、契約はしても少し騙された気分になるかもしれません。
そういう気持ちを持たせかねない営業には、長い目で見るとリスクもあります。
私は、仕事になるかもしれない話をするときは、自分ができること・得意なことだけでなく、できないこと・やらないことも伝えるようにしています。
仕事は減るかもしれませんが、ミスマッチも減ります。
業種にもよる部分はあると思いますが、契約してからも付き合いは続きます。
お互いがモヤモヤするようなことのない営業を日頃から考えています。