独立したら、営業だけでなく、経理も総務も全部自分でやるという覚悟が必要です。実際にはやらないことがあるとしても、いざとなれば全部自分でやるという気持ちは持っておくべきです。
独立・起業したら、全て自分でやるのが原則
独立するということは、様々なことを全て自分でやる必要があります。
営業やマーケティングはもちろん、経理、あるいは製造・開発、人を雇っていれば採用、給与計算、昇給、部下のマネジメントなど、全てを自分でやらなければいけません。
当たり前ではありますが、事業が軌道に乗りお金が増えれば外注するという選択肢も出てきます。
選択肢が増えるのは良いことですが、基本は全て自分でやるというのが原則だと考えています。
「経理は得意じゃないから税理士に丸投げ」はよくあるパターンですが、よく分からないからといって丸投げで良いのかどうか?
経理は会社の業績を見る上では必要不可欠なものです。よく分からないのであれば、ある程度わかるようになるまで勉強すべきでしょう。
もちろん細かい手続きなどは外部の専門家に任せるのはありでしょうが、おおまかな流れは掴んでおかないと独立してもうまくいかないのではないかと思います。
ホームページの制作、動画の制作、サイトのデザインなど、自分が専門外のこともあるでしょう。
ここで安易にお金を払って外注しようと考えないほうがいいです。
今は高額な費用を払わなくても、無料に近い価格で、動画の編集もデザインもできるツールやサービスがあります。「そんなことに時間をかけている場合ではない」という考えもあるかもしれませんが、むしろそういうことも含めて独立であると私は思っています。
「お金がないから自分でやる」のではない
独立あるいは起業当初は、お金がないため自分でやらざるを得ないかもしれません。
だから経理も全て自分でやっているというパターンもあるでしょうが、ではお金ができたら外注するということになるのでしょうか。
「お金がないから自分でやる」「お金があったら外注する」ではなく、お金があるとかないとかに関わらず、生き方として「まずは自分でやるべき」だと思います。
自分が得意なことに注力し、不得意なことはお金を払って外注するということが、書籍やビジネス系の動画で言われていることがあります。
考えは人それぞれでしょうから、それが間違っているとも思いませんが、私は自分で全てやることの方が好みです。
独立前によく言われたのが、「自分が手を動かそうとせず、手を動かすことは部下に任せて、自分はもっと頭を使うことに時間を使ったほうが良い」ということでした。
私はそれが苦手でした。単純に管理職として不適格だっただけというのもありますが、どうしても自分でやりたいという気持ちが強かったのです。
なので、独立してからは基本は全て自分でやると決めました。
もちろん多少ブレが出ることはありますが、一般的に手を動かす作業というのはスタッフクラスがやることとされ、経営をする立場になると、手を動かす作業はどこか外部に委託するのが王道だったりします。
しかし、私はずっと手を動かし続けたいと思っています。なので、今独立あるいは起業されている方も、「全て自分でやる」という原則は持っておいてもいいでしょう。
安易に作業系は誰かに「振ろう」などと言っていても、結局チェックに時間がかかったり、その人が辞めてしまったりなどすると仕事が回らなくなってしまいます。
そちらの方がよっぽどリスクだと思いますし、仕事量は大して減りもしないのではないでしょうか。
得意になる必要はない。60点で良い。
もちろん誰にでも得意不得意はあります。私も不得意なものはたくさんあります。
デザインも何が良くて何が良くないのかよく分かりません。
ただ、Canvaなどを使えば、それなりにそれっぽいものは作ることができます。
自分のサービスを磨き上げていくことについては、100点を目指さなければいけません。
でも、そうでないものについては、100点満点じゃなくても60点くらいで十分です。
経理が苦手なのであっても、正確に仕訳を入れる必要はありません。
Excelで最低限必要な情報(いつ、何に、いくら使ったのか)を記録していれば十分です。
動画編集も、YouTubeのようなきれいなカットやきれいなテロップなどを入れていく必要はありません。
まずは自分でやる。でも100点を目指さなくていい、というのが独立する上での原則だと思っています。
安易に外注に頼らないようにしましょう。
▪️編集後記
昨日は動画の収録、編集。
その後、税理士業で資料の作成や打ち合わせなど。
▪️娘日記(0歳)
離乳食で、食べたくないものに対しては明確に拒否の態度を示します。
だんだんと自己主張が強くなってきた気がします。