自分が専門外のことであれば外注するという手もありますが、デメリットもそれなりにあります。外注したからといって楽になるとは限りません。
外注は、時間をコントロールしづらい
専門外のことだったり、単純作業や労働集約的な作業の場合、外部に外注するということも選択肢になるでしょう。
外部に任せることで、自分自身は専門領域のことだったり、他のことに時間を使えるようになるかもしれません。
これは外注のメリットでしょう。しかし、外注することがかえって非効率になることもあります。
外注することの大きなデメリットは、時間をコントロールしづらいということ。
納期を決めていたとしても、そのとおりに納品されるかはわからないというリスクがあり、どれだけコントロールしようとしても限界があります。
外注先で事故や病気などの特殊要因が発生する可能性もあります。
他人に作業を依頼している以上、自分一人ではどうしてもコントロールできない余地が発生してしまいます。
だからといって、外注先にいつでも連絡が取れるようにフルタイムで働いてもらうというのは、もはや人を雇っているのと同じです。外注として契約しておきながら、実質は人を雇っているのとほぼ同じ状態というのは、あまり良い状態ではありません。
外注は丸投げではない
「外注」というと、作業を他人に振るというイメージがあります。
確かにその通りなのですが、それは作業を「丸投げ」するということとは似て非なるものです。
多くの方がそこを勘違いしているように思います。
「金を払いさえすれば、とりあえず全て作業をやってもらえるだろう」という思考でいると、丸投げされた方も良い気分ではないでしょうし、納品されてくるモノのクオリティもそれなりのものしか仕上がらないでしょう。
外注というのは丸投げをすることではなく、作業の一部を切り出しているだけです。進捗管理、品質の管理、スケジュール管理などの責任は、発注者側が負う必要があります。
外注したとしても、成果物に対してはチェックが必要です。場合によっては細かい意図が伝わっておらず、結局自分で最後に修正をしなければいけないことがあります。
修正をする場合、自分で一から作るよりも他人が作ったものを修正する方が労力がかかることもあります。
であれば、「最初から外注なんかしない方がよかった」ということにもなりかねません。
自分でコントロールできないというのは、ストレスの大きな要因の一つです。であるならば、最初から自分でやった方が時間がかかるかもしれませんが、精神衛生上は良いでしょう。
外注せず一人でやる工夫
スタッフを雇っていたり、勤務していて部下を持っている場合、そのスタッフをマネジメントすることも重要なスキルになるでしょう。
自分が直接手を動かすわけではなく、いかにスタッフに手を動かしてもらうか、そして自分が手を動かさなくても業務が回る仕組みを作っていき、作業効を率化させていくことがマネジメントに求められるスキルです。
一般的には部下を持ち、自分が手を貸さずにマネジメントをしていくというのがキャリアとしての王道でしょう。しかし、マネジメントも簡単ではありません。自分が手を動かせないことのもどかしさもあります。
慣れれば何も考えずに、部下に仕事を指示することも苦ではなくなるのでしょうね。
私はどうしても自分でやりたかったので、外注を使うことはありません。
外注を使わずに一人でやるには、仕事を増やしすぎないことが重要です。
しかし一方で、減らしすぎないことも大事です。適度な負荷がないと、人間は簡単にダレてしまいます。
今は専門外のことであっても、外注なしに自分一人でやることのハードルが下がっています。
文章を書くこともAIが校正してくれますし、デザインもCanvaなどで無料で良いものを作ることができます。
外注すれば数万円かかるものでも、有料ツールなどを使えば数千円で済むこともあります。
何より自分の力を強くするというメリットもあります。
人に任せていたら、自分の中でスキルは蓄積されていきません。マネジメントのスキルが上がっていくだけです。もちろんマネジメントをしていくなら、それはそれで十分だとは思いますが。
外注することが悪いわけではありません。ただ、丸投げすることと勘違いをせず、外注するとしても、進捗や品質の管理などのスキルが必要だということです。
そして、そのスキルが自分にとって必要かどうかということを考える必要があるでしょう。
▪️編集後記
昨日は近くのイオンでハイハイレースに出場。
その後、自宅でブログやKindle執筆、ランニング。
▪️娘日記(0歳)
ハイハイレースでは、無事に制限時間内でゴールできました。3人でスタートして、2位でした。
順位よりも、最後まで止まることなく完走したことが素晴らしい。