情に訴える営業に意味がない理由

情に訴えかけるような営業は、短期的には成果につながるかもしれません。しかし、私の仕事には向かない方法なので、私はやらないつもりです。

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イオンでビラ配り

先日、家族でイオンの店内を歩いていると、チラシを配っているお兄さんがいました。

スマホとかウォーターサーバーの勧誘っぽいやつでしたが、店内を歩いている人たちにチラシやポケットティッシュのようなものを配っていました。

そのお兄さんは、「チラシを1,000枚配り終わらないと帰れないんです〜」といったことを言いながら、チラシを渡そうとしてきました。

情に訴えかけて受け取ってもらおうという作戦なのかもしれませんが、それで果たして意味があるのか、少なくとも私は受け取る気にはなりませんでした。

東京駅で名刺交換

東京に住んでいた頃は、品川駅や東京駅の周辺にも同じような人たちがいました。

道行く人に声をかけて、「新人研修の一環で、100人と名刺交換するまで会社に帰れないんです」といいながら、名刺交換を求められることがあります。

実態は不動産の営業で、自分の名刺を渡すと、その名刺に書かれている自分の職場の電話に電話がかかってきて、しつこく営業をしてくるというものです。

私は一度も名刺を渡したことはありませんが、そうした情に訴えるような方法で連絡先を手に入れたところで、信頼につながるのかは疑問です。

少なくとも、私自身はその人から不動産を買おうとは思いません。

情に訴えるより、自分のできること・できないことを見せる

営業は、確かに仕事につなげることが目的です。

そのためには、自分のことを知ってもらわないとどうにもなりません。

しかし、単に仕事につなげるだけでなく、その後も継続して依頼してもらえるかも大事です。

情に訴えるような誘い文句で名刺やチラシを配れば、短期的には仕事につながるかもしれません。

そうした営業が合う業種もあるのかもしれませんが、少なくとも私の税理士業では、その方法で仕事につながったとしても、他にも税理士は8万人いますから、すぐに別の人に替えられてしまうでしょう。

長期的に信頼関係を築くためには、自分が何ができて、何ができないのかを示した上で、興味を持ってくれた人に来てもらう営業のほうが向いています。

「独立1年目で、これから頑張ります!」と情に訴える方法もあるのかもしれませんが、お客様にとってメリットのあることでもありません。

情に訴えかけるよりも、まずは成果や実力を示すことのほうが大切です。



▪️編集後記
昨日は税理士業のほか、奈良で同じく事業をしている人とランチ。

▪️娘日記(1歳)
自宅はマンションなので階段がないのですが、外出先の階段をハイハイで上手に登っていました。
上手に体を使えているようです。

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