なぜ税金は難しいのか?

難しい本

税金は難しいというか、複雑でわかりにくいです。税金のルールは理屈というより、政治とか社会状況とかによって決まるので、なかなか理解しづらい部分があります。

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政治的な要因で決まるから

例えば、なぜ日本の消費税は税率が10%なのか。2%でもなく20%でもなく、なぜ10%なのか。

特に理由はなくて、それぐらいじゃないと財政が持たない(と政府は考えている)から、とりあえず今は10%になっています。

10%であることの理論的な根拠はありません。
(あるかもしれませんが、私は知りません)

また、所得税は確定申告するときに、いろんな種類の所得控除というものがあります。

有名なのはふるさと納税をしたときに適用される「寄付金控除」とか、病院で治療を受けたときに適用される「医療費控除」でしょう。

これも、別に寄付をしたから税金が安くなるということに理論的な根拠はありません。寄付をしてくれたのだから税金は安くしてあげようという、政治的というか社会政策的な配慮です。

このように、税金のルールはそのときの財政の状態とか社会の状況によって決まります。

税制改正などがあると、例外処理も増えたりして、ルールがどんどんツギハギになっていきます。

それが、理解をさらに難しくしています。

多少理屈に合わないことでも、法律で決まったらそれがルールになります。

なので、ロジカルにものを考える人ほど、税金のルールは理解がしづらいかもしれません。

ちゃんと覚えるなら、暗記するしかない

理屈で説明できないようなルールもあるので、ちゃんとルールを覚えようと思ったら、暗記するしかありません。

理解できなくても、暗記しなければ知識にできません。

税理士になりたい人でもない限り、大して面白くもない税法を暗記しようという人はいないでしょう。

理解しようと思えば思うほど、税金のルールは複雑に感じられます。

だから、税金というのは難しいと感じるのだと思います。

数学とか物理の世界だったら、「オイラーの等式」とかアインシュタインの「e=mc^2」のように、複雑な自然現象をものすごくシンプルな数式でまとめられるということがあります。

税金のルールに、そういった「シンプルで美しい方程式」はありません。非合理的で欲望だらけの人間同士が、利害を調整しながら作っていくものです。

自然現象のように「美しく・シンプルに」まとめるということはできないということでしょう。

理解できないものはAIで

税法のように、とにかく覚えるしかないものは、AIとの親和性は高いです。

細かい例外規定とか暫定措置など、網羅的にネットには集積されています。

知識の網羅性という点では、税金のルールを知るのにAIで調べるというのは有効な方法です。

「AIだと正しい情報を出さないんじゃないか」というリスクもありますが、それは人間でも同じです。

税理士であっても、専門分野ではない種類の税金のことだったら、間違えるリスクは高まります。

AIには責任を取らせられないというのはあるので、責任をとれる人間の税理士にはまだ需要はあるでしょう。

でも、純粋に知識を得たいだけだったら、AIで十分かなと。

もちろん、昨日も書いたように、いちいちAIに聞くより、暗記した方が速いということもあります。

ですが、税理士でもない限り、税務の専門家になりたい人はいないでしょうから、そういう場合はAIで情報を収集していけばいいと思います。



▪️編集後記
昨日は近くのイオンへ家族で買い物。
午後も特に予定がなかったので、西大寺の百貨店に家族で行って買い物など。

▪️娘日記(0歳)
口の中にお菓子の袋の切れ端が入ったので、出そうと思って指を入れたら思いっきり噛まれて血が出ました。
噛む力も強くなってるみたいです。

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