「陰キャ」が税理士に向いている理由

税理士や公認会計士などの会計に関する仕事と「陰キャ」は相性が良いです。会計というものが冷静さが必要なスキルでもあるからです。

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地に足を着けて考える

「陰キャ=暗い」というイメージがありますが、良いように言えば、浮かれることがないということでもあります。

周りの声が大きい人が発する情報に対して、「本当にそうなのか?」を慎重に考えることができるともいえます。

慎重に考えるがゆえに、周りよりも盛り上がりに欠けたりリアクションが薄かったりするかもしれませんが、それだけ冷静にものを考えているということともいえます。

これは、経理という仕事と親和性があります。

経理によって集計される売上や利益というのは、その会社の実績でもあります。

どれだけ社長がカリスマであろうが、ビジネスが先進的であろうが、売上より経費が多く赤字になれば、会計的には「アウト」です。

株価は、業績に関係なく乱高下することがありますが、利益は業績が悪ければ赤字、良ければ黒字とシンプルです。

なので、会計の情報というものは地に足の着いた情報ともいえます。

この地に足の着いた情報を冷静にチェックできるという点で、「陰キャ」とは相性が良いものです。

自分以外に判断を委ねない

「陰キャ」というと、人付き合いが苦手で殻に閉じこもっている、という暗いイメージがあります。

これは逆にいうと、価値判断を外部に委ねず、自分の世界を持っているということでもあります。

税理士に限らないことですが、士業というのは独立してるかしてないかに関係なく、自分で判断し、自分で責任を背負おう覚悟をもつべき職業です。

責任を背負うということは今のAIにはできません。

「AIによって税理士の仕事が奪われる」なんて言われていたこともありましたが、まだそれはないでしょう。AIには責任が負えないからです。子どもと同じですね。

知識量ではAIに負けるかもしれません。でも、士業は知識がたくさんあるからプロなのではなく、自分の判断に対して責任を負う覚悟があるからプロたりえるものです。

「陰キャ」は人付き合いが苦手とかコミュ障の人もいるかもしれません。

でもそれは、責任の伴う判断を、他人に委ねず自分で判断し、決断するという素質があるともいえます。

孤独に浸れる

上でも書いたように、税理士は独立の有無を問わず、自分で考えて判断し、責任を負うことが必要です。

判断が難しいこともあるし、本を読んだりしても答えがないし、人に聞いても難しいことというのもたまにはあります。

孤独に感じることもありますが、その孤独を耐えられるか、もっと言うと楽しめるかというのも、税理士という仕事で重要な要素だと思います。

「陰キャ」は基本的に一人でいることが好きでしょうから、孤独な中で大事なことを考えられるというのは、税理士と相性が良いです。



▪️編集後記
昨日は単発でご依頼いただいた決算&申告書チェック。
喉の痛みは少し収まりましたが、完全ではないので引き続き自宅にこもって仕事。

▪️娘日記(1歳)
妻と娘で外出。初めて行く場所&人に会って終始泣いていたそうです。
人見知り&場所見知りするのは良いことです。

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