「誰もいない」ことを、楽しいと思えるか

誰もいないところでも楽しい?

独立したら、一人で決断して行動をしていかなければなりません。それを楽しいと思えるかどうかが、独立に向いているかどうかを分けます。

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独立したら、周りに人はいない

独立したらあらゆる判断を全て自分でやっていく必要があります。

わからないことを気軽に聞ける人もいません。

人を雇えば頭数としては1人ではなくなります。でも、それは責任を分散できるわけではありません。

人を雇っていたとしても、やはり自分で一人で決断をして、自分で責任をとっていく必要があります。

それは楽しい面もあります。

独立前であれば、自分がやりたいと思っていることがあっても自由にすることはできません。

仕事で使いたい道具があっても、上司の承認とか稟議が必要でしょう。

今日は仕事ではなく遊びたいと思っても、平日だったら有給を申請しなければいけません。

独立をしていれば、仕事で使う道具も自分で好きに選べますし、平日や休日は関係なく、いつでも仕事もできるし、遊びにもいけます。

そういった自由さはあるものの、その裏返しとして、守ってくれるものはありません。

自分の名前で、自分の責任で仕事をしていく必要があります。

この状況を楽しめるかどうかは重要です。

誰もやってないことをやる

ドラッカーの本を読むと、「顧客を定義すること」、そしてそのために、「自分の強みを知ること」がまず第一歩だということが書かれています。

「強み」とは何かというと、周りとの「違い」です。

価格が競合よりも安いとか、スピードが速いというのは「違い」ではなく、ただの「比較」です。

もっと安いもの、もっとスピードの速いものが出てきたら、そっちにすぐに切り替えられます。

強みというのは比較から生まれるものではなく、周りがやっていないこと、周りに誰もいないことから生まれるものです。

もちろん、誰もいないということはお客さんとなりうる人もいないわけで、そこでたくさんの売上を取りに行くということは難しいでしょう。

しかし、それをやっていかなければ、いつまでも長期的に生き残っていくことができません。

ただし、だからといって、「世界で唯一無二」を目指さなければいけないというわけではありません。

いくつかの要素を組み合わせていって違いを作ることもできます。

私の場合、「ブログやYouTubeやメルマガを発信している」という人はたくさんいるでしょう。

しかし、それをやっている税理士となると数は絞られてきます。

さらに、それを奈良県でやっている人となると、さらに数は減っていきます。

そうやって組み合わせていくことで違いを作ることもできます。

「さみしい」と思わずに、楽しめるか

周りに人がいない、相談できる人がいないというのはさみしいとも言えます。

実際、私も打ち合わせが全くない日だと、家族以外の誰とも話さないということはよくあります。

人によってはさみしいと感じる人もいるでしょうが、私はさみしいと思ったことはありません。

受験勉強をしていたときから、一人で黙々と勉強していました。

人によっては、講師に質問しまくっていたり、他の受験生とわからないところを話し合いながら勉強している人もいました。

そういうコミュニケーションをとりながら勉強する方法もあるのだとは思いますが、私はそういうのが得意ではなく、ずっと一人でやっていました。

そういう状況をツラいと思わず、むしろ楽しいと感じるかどうかも、独立を楽しめるかどうかが分かれるところです。

私は「誰もいない」という状況が嫌ではないので、やはり独立向きだったといえます。

もちろん、人と会うのが嫌いというわけではなく、好きな人・合う人との話をしたり食事したりするのは大好きですが。



▪️編集後記
昨日はイオンシネマで鬼滅の映画。映像がすごかったですね。もちろんストーリーも感動しました。

▪️娘日記(0歳)
お米棒を自分で手で持って食べられるようになりました。いろいろと自分でできることが増えています。

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