読書をすることの効能はいろいろあると思いますが、「行動力が上がる」というポイントもあります。知識がつくと、不安が軽減され、行動することのハードルが下がるからです。
曖昧なことが減る
「何がわからないかがわからない」というのは、特に仕事をし始めたばかりの新社会人とか、資格試験の勉強を始めたばかりの受験生によくあると思います。
この状態って、とてもストレスが高い状態です。
何かをしようと思っても、右も左もわからない状態だと動きようがありません。動きようがないと、状況を良くすることもできません。
だから、「何がわからないかがわからない」という曖昧な状況からいち早く脱するために、勉強したり先輩や先生から教えを受けます。
少しずつポイントがわかるようになると、「何がわからないかがわかる」ようになり、自分で調べることもできます。
調べられるようになると、仕事も覚えられるようになるし、受験勉強でも知識がついてきます。
頭の中の曖昧さを減らしていくと、何をやればいいのかが明確になります。
本を読むと、言葉を身につけることができます。
頭の中にある曖昧なことにも言葉をつけることができます。語彙力を高めるということでもあります。
曖昧さが減っていくと、具体的にやるべきことが明確になるので、行動へのハードルも下がります。
決断できるようになる
曖昧なことが減っていくと、決断力も上がります。
何をしていいのか、何がわからないかがわからないという状態だと、行動を起こして前に進もうにも決断が鈍ります。
その点、本を読んで言葉を身につけると、言葉で自分で自分を納得させることができます。
納得ができると、決断力も上がります。
決断ができれば、行動力も上がります。
本を読まなくても行動力が抜群の人はいます。
私も税理士として仕事をしてきて、いろんな会社を見てきました。
業績を伸ばしている会社の経営者は、みな共通して、驚くほどフットワークが軽いです。
社長となる人にはそういう人が多いのでしょう。本人の努力もあると思いますが、持って生まれた資質もあるように思います。
ですが、私たちのような凡人でも、本を読み、語彙力を上げ、自分の頭の中の曖昧さを減らしていくと、行動力を上げることができます。
読書は、単純に知識を得るためとか小説で感動するためのものだけではありません。
▪️編集後記
昨日は午前中は税理士業の打ち合わせ。
郡山イオンで昼食後、自宅で税理士業の続きを。
▪️娘日記(0歳)
唇をブルブルと震わせたり、パクパクと破裂音を出すのにハマってるようです。
「バブー」と言うときもあるのですが、マンガみたいに「バブー」って言うものなんですね。